台湾の建築物構造と花蓮の地震

台湾・花蓮地震

花蓮で昨夜の深夜に台湾としては大きな体感地震がありました。
ホテルなどの倒壊もあり亡くなられた方もおられます。
被災者、ご遺族、遭難者とそのご家族に心よりお見舞い申し上げます。
日本人を含む多数の行方不明のかたもいるようです。
お一人でも多くの方の無事を祈る気持ちです。

台湾の構造物

さて、台湾に居住している日本人として、若干、台湾の建物についてご紹介をします。
台湾の建築基準や、関連法規があれば、かっての台湾統治時代からの行政の継承もあって、基本的に、日本と似たような仕様になっておりますが、日本のような地震国ではありませんので、建築構造力学的な計算値は、建築工学上では国際標準を満たしているとしても、日本流の耐震構造、や耐震、免震構造の発想は導入されていませんし、建築物のオーナーや居住者や利用者に、そうした思想はありません。
これが一般的な見解です。
仮に、外れていると指摘されても、さほど大きかな乖離は無いはずです。

地震による倒壊事故

台南地震でも大型の中、高層の建築物が倒壊して例があり、その時は下層階がクラッシュする例がありました。
支柱になるはずの内部の壁柱、壁や柱の障害物を撤去して、テナントへ有利に売り場としてスペースの賃貸をすることを目的に、撤去・改築したことによるものです。
そこには、全国的な電気の量販店がテナントとして入居しておりました。
今回の花蓮市での地震では、 2002年にマグニチュード6.8の331の地震でも倒壊を免れ、2011年の東日本大震災・3.11を踏まえて、2012年に外壁の補強をしたのですが、今回地震でクラッシュ・倒壊しました。
日本専門家の見立てでは、本体構造物に設計上に欠陥が見られると言う指摘がありました。
築二十年、30年以上経過した、花蓮地域の中層の集合住宅は崩壊を免れていますから、崩壊したホテルは、初期設計で、デザイン性を追及するあまり、構造上に無理があったのかもしれません。
 

地学的見地 

台湾の場合、各地に温泉がありますから、日本と同じような環境です。
地域としては太平洋に面した東海岸です。
太平洋プレートの影響は受けていることは事実ですし、花蓮は大席の産地です。
何千年か以前の地殻変動で海底が隆起し、サンゴ礁がやがて石灰岩系の大理石になリマスから、台湾自体が、大きな地殻変動があったとする地学的側面が十分に見れます。
災害と長年対峙してきた日本の行政と日本人の経験には、建物の倒壊を招く地震があったことは同様の自然災害によるもとして分類されますが、若干ニュアンスが異なることを発信します。

お詫び

6時間前の投稿に台湾yahooサイトのローカル情報にあった落成年次(西暦)階層年次(民国年号表示)の理解に齟齬あり。結果内容に誤りがありましたので、本稿に差し替えさせていただきます。

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