「永遠の0」「カエルの楽園」の著者・百田尚樹は、ベストセラー作家ですが、保守系文壇・言論人で有名です。
氏の最近の上梓された、「今こそ、韓国に謝ろう」に関しては、高尚な形容詞や言葉で表現するための的確な言葉の選択は浅学のkazanには無理ですので、単刀直入な表現で言うなら、完全な逆説的意図を持った構成の内容になっています。
つまり下世話な表現で言うなら、内容的には完全に「オチョクッた」内容になっているにも関わらず、揶揄する表現を一切使用しないで、創作された著作に、プロの力量を感じるものです。
本の構成は、いうなれば「褒め殺し」と同じ性格に分類されるもので、著者は決して、謝罪する気は毛頭無いにのですが、表現上は、すべて事項にわたり、「謝罪」で統一しています。
言うなればブラックユーモア、ブラックパロディなのですが、そんな陳腐な言葉でひとまとめにしてしまうには、僭越ながら、あまりに無礼だろうと恐れ入る次第です。
それは、百田氏が、日頃より、発信する韓国や韓国人の言動に対する批判とその根拠なる日韓のわだかまりを、恐らく、永遠に解決、溝を埋める事ができないと達観した目線で本書が構成され、著作されていることに起因するのではと思います。
こんな背景で書かれた図書は、結果、完成された、寄席芸人の手による、滑稽噺のような軽妙さを装いながら、鋭く本質に切り込んでおります。
この本が、ベストセラートップにランクされているにも関わらず、図書販売の世界では珍妙な扱いを受けているらしいことに、2017/6/20の拙ブログは「一週間で10万冊売れる本が平積みされない怪?日本はどうなっているの?」のタイトルで記事投稿をしました。

今日見た動画では、「オレの本は禁酒法時代の密売酒」と同じ扱いになってしまったと自嘲気味に紹介された時に、吹き出してしまいました。
百田氏の長い放送作家としての経歴を改めて紹介したいのですが、拙文の駄文より、適確なWIKI情報がありましたので、コピペします。
政治主張が話題になる事が多いが、百田自身は「私は大阪ローカルのお笑いのテレビ構成作家であり、へんずり(せんずりの大阪弁)好きの三流のエンタメ小説家である。
政治的思想などは何もない。深い哲学もない。ただ、一介の愛国者にすぎない」といった発言をしている
高雄に住んでいて、本書を読むことができないkazanは、動画情報やネット情報で出来る限りの内容を理解し、この記事を書いておりますが、livedoorNEWS NEWSポストセブンにアップされた記事での一説があまりの面白さ故、にこの記事を投稿する気になったものです。
そしてこのような事象は、kazanは今回始めて知ったものです。
NEWSポストセブンにアップされた記事です。
百田尚樹氏 「今こそ、韓国に謝ろう」の真意を語る より
朝鮮半島に長く根づいていた伝統的な身分制度を日本は破壊し、王族を除くすべての人を平等に扱いました。こうした差別は許されることではないと、日本人が考えたからです。しかし、これは独善的な考えです。特権を奪われた両班が日本を恨むのは当然です。
もちろん両班は朝鮮人全体のごく一部でしたが、不思議なことに現代の韓国人のほぼすべてが「自分のルーツは両班だった」と主張します。韓国人の多くが日本を恨む理由は、もしかするとここにあるのかもしれません。
この著述の根拠に、ある「不思議なことに現代の韓国人のほぼすべてが「自分のルーツは両班だった」と主張します。」に腹筋崩壊しました。
著者、百田尚樹氏の韓国に込める渾身の思いと力量が染み込んだ一冊には、読まずとも、あまりにも痛快な印象を受けました。
本書が販売店や左翼勢力の陰湿な陰謀にもめげず、一層の増版が続くことを願うものです。
「今こそ、韓国に謝ろう」の真意を語る」記事全文リンク
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