昨夜見たNスペ、巨龍中国 一帯一路

NHK

NHKスペシャル・一帯一路、見て、驚きと望みが出てきた

NHKスペシャル・巨竜中国一帯一路

昨日、数週間前から興味を持っていた「NHKスペシャル・巨竜中国一帯一路・~“西へ” 14億人の奔流~」を視聴しました。

案の定、最初に動画で出てきたのは、中国大陸からユーラシア大陸へ「うねる」ように突き進む大陸横断鉄道とその鉄路を走る、長蛇の習近平・中国の貨物・コンテナ列車の映像です。

 

コンテンツは3つの大きなコンテンツで構成されています。

 

その一が、カザフスタンへ流れ込む、中国の失業してた若い労働者と一発狙いのベンチャー企業者や、中国での穀物メジャーから派遣された現地責任者が、現地法人立ち上げで、カザフスタン政府の要人と折衝し、ついには10万トンの小麦買い付けに成功するストーリー。

 

そのニが、一帯一路などというものも知らずに、ポーランドのある都市(都市名は失念)に単なる景気に誘われて、そこに出来上がった、中国商品専用の巨大モールで中国製品の卸を始める。

モールでは、中国で作られた、ありとあらゆる商品が取り扱われており、東ヨーロッパ中から、東ヨーロッパ人のバイヤーがわんさか集まり、買い付けていく。そこにはトルコ人や中東人もいるかも知れない。

子供と亭主と本人は、そのモール別棟にあるワンルームホテルで生活をしているという。

 

先の中国の若い労働者と一発狙いのベンチャー企業者や彼女らはたくましい。

そのたくましさには、1970年代~90年代の日本の商社マンを彷彿させるものがあるにも関わらず、何かが違います。

 

当時、日本から、発展途上国へ向けて、中小・零細貿易会社が主に扱っていた、中古の乗用車、中古建設機械、スクラップ等の輸出に従事していた貿易担当者や海外プロジェクトに従事した商社マンや、エンジニアと同じような熱気を感じますが、どこかが微妙に異なります。

 

 

やがてコンテンツの舞台はドイツに変わります。

中央アジアの物流拠点に設立された、中国のインターネット販売の需要に対応した、中間集積仲介バイヤー機能の中国系の商社から派遣された、中国人マネジャーが、ドイツで大量の、それも膨大な量のドイツブランドの乳児用ミルクを買い付けるシーンで、派遣元から膨大に需要要求に悪戦苦闘し、それに成功すると、今度は、またもや莫大な量の、高品質な自動車オイルの買い付けと奮闘する場面が紹介されます・

この一連の買い付けの過程で、ドイツ系のサプライヤーが契約不履行する場面で、中国人マネジャーが激昂し、叫びます。「思い知らせてやる。法律で対抗する」と。。(笑)

 

中国人が法律!

 

何が違うのか

中国の若い労働者と一発狙いのベンチャー企業者や彼女らは、見ていると本当にたくましいです。

ハングリーです。

 

かって、会社で先輩諸兄から酒の席で聞かされた、終戦後に売る商品が一切なくなり、商社マンが、残ったかっての軍需物資を鍋、釜に変えて、行商もどきの商いをしたと言う武勇伝の記憶が読み返ります。

 

同じようなタフネス、根性ですが、大きな違いは、彼らはすべからく自身の、個人の為に身を粉にして奮闘しているということです。

 

つまり、かっての日本の商社マンや、エンジニアも同様にハングリーで、カリマンタンの密林の奥のダム工事プロジェクトや、スマトラの大草原の農業灌漑インフラ整備プロジェクトに借款を付与するためのステージ作りで、その現地調査ゆえに、作業服にゴム長姿で現地に滞在して、10ミリのコンパネ(ベニヤ板)で仕切られた、名ばかりのホテルの部屋で、トカゲやヤモリと格闘しても、その悲壮感の中に、組織に帰属しているという安心感があったものです。

 

「日本のパスポート」さえあれば、「黄門様の印籠」と同じパワーがあって、何時でも帰れるという意識があった事を思えば、中国人の彼らのにはそれが一切無いだけに、なにか棄民のような悲壮感が漂います。

一帯一路の光と影

3つの構成からなるコンテンツには、NHK特有の、

どうだ、中国はすごいだろう。

こんな中国に逆らってどうなる。

日本人にこんな芸当ができるか!

中国には日本が太刀打ちできない個人消費があるのだ!

 

と言うメッセージがプンプンで、鼻持ちなりませんが、三構成の中にそれぞれ、

カザフスタンでは、石油資源、穀物資源がすべて中国に支配されていく恐怖を、

ポーランドでは、東ヨーロッパの物流がすべて、中国製品になり、自国産業の空洞化の危惧、

ドイツでは、莫大な中国マネーでドイツの技術が中国に買い尽くされていく恐怖を、各セクションで挿入していたのは印象的でした。

 

爆買いの果に

 

現在の爆買いの背景、つまり需要の下支えは膨大な数の富裕層の個人消費であることは明らかですが、国内の過剰生産品をダンピングし続けていけば、貿易収支と外貨準備はどうなるかは経済原理の通りの展開になります。

実体経済は下のこんなグラフで説明は不可能です。

 

当然中国元は下落し、輸入原価が跳ね返る¥り、輸入購買力は低下します。

価値のない、中国元は、外貨市場で圧倒的な劣勢に立たされ、中国元換算された輸入単価は輸入商品を中心にドンドン、インフレに転ずるでしょう。

 

そうなる、中国の輸出品は、市場で買い叩かれることになり、生産者のコスト割れにもつながります。

 

その結果、歪な手製の官製経済システムは完全崩壊します。

 

この図は中国経済のインチキを証明下図です。

詳しくは

中国、統計数字のデタラメ・「笑うしかない」改ざんの実情
ブラジル、ロシア、インド、中国+韓国の経済成長率の推移 中国の推移が、悠久の黄河か長江の流れのように鮮やかで滑らかな線で描かれています。 素人目ではっきり判る、毛筆タッチで出来た、マジックのようななだらかな線に、美的視覚効果を狙った...

 

棄民

最後は棄民された中国人が各地にチャイナタウンを作り、やがてそれは、現地社会になじまない異質の文化と風土を形成する原動力になるでしょう。

 

従来の既存の文化との衝突もあり得るでしょう。

第二の文明の衝突です。

 

現地で排撃された中国人は、中国国家を頼れるか?

答えは、Noです。

 

中国共産党にとって、国民の生命と財産をまもるという思想は一切ありません。

おそらく共産党員の末端でも、棄民の対象でしょう。

中国人は所詮棄民です。

ですから、中国政府を恐喝する人質にすらなれない価値、対象でしかありません。

 

文明に衝突の中で、生残った中国人が、どれだけスマートに、クールに、然るべき社会で進化できるのかを観るのは興味深いです。

 

光と影を堪能したNHKのコンテンツでした。

 

これは決して、生物学的視点からでは無く、文化人類学的視点、あるいは社会科学的視点からであることを、注意書きとしたいkazanです。

ヘイトではありません。

 

巨龍中国 一帯一路 twitterタイムライン

ここから、偏向的な感想ではなく、一般の視聴者の意見、コメントが見れます。

巨龍中国一帯一路 - Twitter検索
@nhk_kokusaiさんの2017年10月13日のツイートです。【NHKスペシャル】今夜9時~ 巨龍中国一帯一路 ~“西へ” 14億人の奔流~ .. - みんなのコメントを見て会話に参加してみましょう。

コメント

  1. 一般人 より:

    ありがとうございます。
    kazan様は台湾にお住まいなんですよね どこかにプロフィールなどありますでしょうか。
    かつての日本人と現代中国人の違い>現代中国人は棄民(政府によって切り捨てられた元自国民)のようだ、歪な手製の官製経済システムは完全崩壊します。
    とのことですが、
    経済のことは良くわかりませんが、中国の勢いは益々増しているように見えます。
    今後、中国の躍進は、実際続くのでしょうか。

    • jirou より:

      ご訪問&メッセージ、ありがとうございます。
      寒さが苦手で、台湾にワープして、7年になりますが、高雄は熱帯に属してまして、思惑以上に暑さが厳しい状態です。
      プロフィールは、http://odoaba.wixsite.com/home-htmlがHPになっておりますで、よろしければご高覧ください。

      中国の勢いは、習近平体制が維持されれる間は継続するというのが一般的な見解だと思います。
      また、「一帯一路計画」が頓挫、あるいは、10年くらい前から言われている、中国経済のクラッシュが、現実的なものになり、それが、政治、財政、民生の不安が表面化するまで続くことは予測可能です。

      なお、大きなリスクの予想として、
      2045年以降のある時期に、米国社会で白人比率と非白人比率が逆転した時に、非白人系勢力のリーダーシップを取れるのは、高学歴環境に対応しきれた率の高い中国系米国人になるだろうと予測されます。
      昨年に突然死亡しましたが、サンフランシスコ市長は中国系でしたし、地方議会や、中央官庁に中国系がダイナミックに進出してます。

      この現実に、中国の現体制が噛み合わないことを期待します。
      つまりこれが、最悪のシナリオではないかと思います。

  2. 一般人 より:

    ありがとうございます。
    最近、陸海空 地球征服するなんて https://www.instagram.com/chikyu_nishimura/
    という番組で台湾旅行企画がありまして、
    台湾の皆様の暖かい対応に感涙しております。
    しかしながら、中華の侵略により、台湾は風前の灯。
    kazan様のご指摘には納得ですが、私はその最悪のシナリオに至る可能性が高いと思っております。
    お話は山ほどございますので、またよろしくお願い致します。(´∀`*)

    • jirou より:

      ご訪問&メッセージ、ありがとうございます。

      昨日は日本も雪模様で大変のようでした、台湾もとても寒く、思わず冬の定番スタイルで対応しました。

      中華人のリスクは、同じ中華人のDNAを持つ、台湾人も十分理解しており、そうした側面が今回のトランプ大統領の「台湾旅行法」に反映されているとも見れますが、拙ブログ17日の一部と二部、19日の投稿で、状況がわかりやすくなっとことを投稿しました。お時間がございましたら、ご高覧ください。

      これからもよろしくおねがいします(^-^)

タイトルとURLをコピーしました