台湾、一党独裁時代の迫害究明法案を可決

台湾

とかく中国にすり寄った、国民党を追い込む民進党

昨夜の報道です・産経紙

台湾、一党独裁時代の迫害究明法案を可決
【台北=田中靖人】台湾で中国国民党の一党独裁時代に行われた政治的迫害の真相究明や名誉回復を目指す法案が5日、立法院(国会に相当)で与党、民主進歩党などの賛成多数…

台湾では午後から深夜までの時間帯で、チャンネルによっては、ほとんど政治・時事討論番組を、アンカーや司会者を替えて、番組編成をし、主要ニュース時間帯に総合的なニュースを流す手法の局が複数あります。

ほとんど台湾語を解さないkazanは、テロップの漢字の字幕で内容を推量するくらいしか対応はできないのです。。

 

昨夜、台湾のチャンネルに合わせると、政治・時事討論番組で、コメンテータが発言しながら提示するパネルの文字情報や時折入る画像で少なからず雰囲気は掴めます。

そして、今日、産経ニュースが、その内容を正確に報道してました。

産経紙の一部ですが、ここがが味噌なのです。

 

委員会は2年以内に報告書を提出する。

野党、国民党は蒋介石像など「権威主義の象徴の一掃」が含まれることや、国民党が戦後接収した日本統治時代の財産の没収が改めて明記されたことに反発。対象を日本時代に広げ、台湾人慰安婦や先住民の人権侵害を取り上げるよう主張し修正動議を乱発したが、いずれも否決された。

 

 

国民党

国民党は共産党との内戦に敗れ、1949年に台湾に渡って以来、台湾で半世紀にわたり一党支配を続けました

この間、日本統治時代に日本人が台湾で築き上げ、終戦で放棄した不動産などの財産を収奪するか「格安でゲットし資産を増やしました。

金融、建設などさまざまな分野の民間企業に投資する大規模な「党営事業」も展開し、現在も進行形です。

この「政権党ビジネス」によって、一時は資産規模6千億台湾元(2兆円超)とまで言われたことがあります。

 

台北の著名なホテルである、圓山飯店は、現在は確認してませんが、蒋介石の妻であった宋美齢が生前の頃は、このホテルは彼女の個人資産になっており、国際的なブランドホテルが進出する以前の台北では、日本の帝国ホテル並の格式を持っていたのは有名な話です。

 

2015年末現在の党資産総額は約220億台湾元(約770億円)とされ、信託化された当運営事業の収益は2014年でも、10億2千万台湾元に上がっており、事業収益が党に還流する仕組みは変わっていません。

この資金が、国民党政権時代は、公務員の闇賞与の原資になり、選挙運動の選挙・工作資金になりました。

 

6年ほど前の国政選挙のとき、高雄に遊説に来た馬英九総統の応援演説会に誘われて、入場した時に、帰り際に手渡された「幕の内弁当」の原資も、それだったのでしょう。

味が表現し難いくらい不味くて、ラベルに印刷された「高級日式弁当」の文字がトラウマになり、爾来、台湾で「日式」表記の店・商品は絶対に飲食をしないようにしてます。

 

以前ブログでも投稿したですが、台湾赤十字社にあたる、「中華民国紅十字会」の存在を紹介しました。

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中国人の方程式

中国人はこうした仕組み作りは得意です。

太平洋戦争中、蒋介石の妻である宋美齢は、9歳の時渡米し、その後大学までの生活を米国で過ごしたことで習得した流暢な米語と、自身に出自である、実父がメソジスト派の宣教師であったバックグランドでもって、全米の教会を中心の米国の対日戦争を情宣し、戦費の寄付を集めました。

この時の資金は巧妙に自分の兄が代表を務める銀行に送金、それを一族で着服し、銀行を一族で私物化し、その時に国民党と癒着したことは有名です。

 

こうした国民党の方程式は、ずばり、中国人の方程式です。

中国共産党が民族資本の多くの企業組織に配置する政治組織とは別個に、その経営組織の管理レベルは完全に共産党の支配下にある現状を見れば、着服、上納、不正融資などのモデルは実に中国モデルであり、中国流の方程式と言えます。

蔡英文

短兵急な成果を期待する台湾人社会にあって、就任一年の蔡英文総統は、就任時、カラの金庫と、裏の国家資金とも言うべき、党の集金マシンが無い中で、慣例化していた公務員の闇賞与をカットせざるを得ない状況になりました。

その結果、官僚、公務員の面従腹背の環境と対決する結果になり、人気は今一つです。

おそらく、2年後の総統選挙での再選はかなり難しいと思われます。

 

政治という車は、金と言うガソリンが無ければ、快適な運転は難しいと言えますが、中国人や中国文化圏では、そうした傾向が特に顕著だと想像します。

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