産経紙・河崎真澄氏の【河崎真澄の緯度経度】が興味深い

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加熱進化する中国のキャッシュレス社会の裏側

連休明けの1月9日産経紙のコラム、【河崎真澄の緯度経度】で紹介された中国のキャッシュレス社会が進行していく様が、英国の作家・ジョージ・オーエルの「1984年」に描かれた監視社会をなぞらえて、一党独裁国家の中国を紹介しているが愉快でした。

記事では、銀行口座とリンクしたスマホがすべての支払いをキャッシュレスで行える便利なシステムでKazanの住む台湾でもこれに似たサービスが有ります。

 

最近の日本の実情は定かではないので心もとないのですが、スイカカードが設定した銀行口座とリンクされたようなもので、カードの代わりにスマホの情報アプリから、支払いが実行される仕組みだろうということ位の想像は容易です。

 

いずれにせよ、中国人が、同じ札番が複数ある真券の赤札(百元紙幣)より信用し、その利便性で一気に普及する様子は、当然のことかもしれません。

Kazanが仮に中国に居て。支払いをするときに、史上最悪の殺人者である毛沢東の顔を見なくて済むのだから、当然スマホにキャッシュレス機能、日本流にいうなら「お財布」機能を付加することには何の抵抗もないことでしょう。

 

しかしながら、共産党一党独裁国家の中国のやることですから、そこは大きな仕掛けが存在することを紹介されています。

 

記事です。

【河崎真澄の緯度経度】スマホ、監視カメラ…中国は今、ジョージ・オーウェルの「1984年」の世界
中国で日常生活のあらゆるシーンから現金を使う支払いが消える「キャッシュレス化」が猛烈な勢いで進行している。銀行口座に直結したスマホが主役だ。アリババが運営する「…

 

銀行とオンラインでつながれたデーターはすべて国家のコンピュータと直結され、それがビッグデータとして利用されるだけではなく、個人の詳細な個人消費と行動や日常生活の実態、購入した図書名などから、読書傾向を通して個人の思想や信条までが監視できるという共産党一党独裁国家にとって実に都合の良いシステムになっているということです。

 

記事の切り口では、これを、ジョージ・オーエルの「1984年」の世界としています。

 

学生時代に左派系がかった助教授の基礎演習の課題で、「1984年」がテーマとして与えられ、原稿用紙5枚の読後小論文を書かされた記憶が蘇ります。

 

ジョージ・オーエルは作家となる前には、スペイン内戦にフランコ派に対抗する左翼の義勇兵として参戦した経歴があり、これから察するかぎり、今様でいうなら、リベラル、市民派という範疇に属する共産主義者、ボルシェビキであり、トロッキストですから、あるいは過激派に属する人物であったかもしれません。

余談になりますが、生還し、やがて第二次大戦がはじまると、直ちにイギリス陸軍に志願するも断られ、民兵組織である義勇軍に加わり軍曹として勤務してますから、やはり英国人としてのアイデンティティを持った、パブリックスクール出の紳士だったと言えます。

 

そこが、どこかの国の左翼との大きな違いですね(笑)

 

オーエルは1937年にスペイン内戦に参戦する程の徹底したコミュニストですから、革命後のソ連が国際連盟に加入した1934年の半世紀後である1984年には、彼と共産主義者の理想とする監視社会がソ連に構築され、そこでは共産主義が資本主義に対して華々しい勝利を得て、繁栄を極めているだろうと想像しての「1984年」だったのではなかった?(推察)

 

でも皮肉にも1934年にアンドロポフは亡くなり、後任にはチェルネンコが就任しその後、ソ連を解体したゴルバチョフ政権につながったのですから、ロシアでの成熟した監視社会の完成予測は見事に外れたと言えます。

 

しかし、それにもめげず、7800万人の殺人者として歴史に君臨する毛沢東の中国共産党が、21世紀にオーエンの世界を実現させたことに恐怖を覚えます。

 

それにしても、あの助教授は学生に、あと数年で、ソ連は地上の楽園になり、そこでは高度に発達した管理社会が円滑に運営されているとでも言いたくての課題だったのでしょうか?

 

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