310億ドルは三兆円を超える金額、新関西空港は一兆円プロジェクトだったから、関空三個分
北京を訪問したハシナ(バングラデシュ首相)を厚遇し、インフラ整備310億ドル。
ソースは宮崎正弘氏のメルマガです。
世界中をくまなく頻繁に、それも精力的に取材する作家宮崎正弘氏のメルマガですから、その通りの内容のはず。
7月5日北京を訪問したハシナ首相への話ですから、G20で針のむしろに座ったような●●●主席の衝動的な決断とも見てしまうkazanです。
過去に、300億ドルのアフリカ諸国への援助はどうであったか?
嘗て習近平が印度を訪問し、200億ドルの投資を約束した。
その後、実行されている案件は殆どない。アフリカ諸国には300億ドルを約束したが、実行されたのは88億ドルだった。大風呂敷 を拡げるのが得意な中国は、つねに大言壮語する癖があるが、 バングラデシュに対する構想は、インドのバングラ支援を超える巨 額である。 弐通巻第6131号 ー「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」令和元年(2019)7月6日(土曜日)
に記述がありました。
これから、対バングラへの310億ドルはどうなるかの予測は容易です。
解りやすい中国の投資
著名な作家から送られるメルマガの全文をコピペする厚顔さを、あいにくkazanは持ち合わせていません。
宮崎正弘氏のメルマガの全文は↓ ↓ ↓のリンクから
つまり、スリランカを債権の罠で落としたことで、ミャンマーとインドへのクサビと牽制の310億ドルと見れば容易にその思惑は見えてきます。
つい直近までは、ミャンマーは中国に取り込まえていましたが、近年は中国離れが加速とまではいきませんが、進行中です。
そして、最近の情報は未確認ですが、ベンガル湾のミャンマーのシットウェは中国への石油パイプラインの起点として開発が進行していたはずですが昨年、スリランカが陥った「債務の罠」を教訓に、ミャンマー政府によるプロジェクトの見直しが伝えれていますから、バングラへの投資表明は極めて通常の中国の標準的な思考を見るようです。
一帯一路は知らないうちに「BRI」
中国の一帯一路は知らないうちに「BRI」といういう新語になっていたことも知らせれた今日のメルマガです。
調べてみました、BRI 。
Belt and Road Initiative だそうで、小馬鹿にしている間に随分と舞台装置を進化させていたことを気付かしてくれます。
余談ですが検索したら、「一帯一路日本研究センター」なるものが出来ていて、つぎようなフォーラム開催を案内する記事がヒットできました。
知らないうちに日本でこういう研究機関が出来ていたのですね。
見れば、ポスターの冒頭記載されている団体名や組織名に興味が行きますが、解りやす過ぎる構図がみえてきます。
むしろ、ここに、長年に渡り、日本の中国投資の旗振り役であった「日本経済新聞社」が見当たらないことに違和感すら覚えます。
それでも。数ヶ月注意を傾けることを怠ると、僅かな時間で、シラーっと形が変化したり、進化したり、ディープな形で市民権を得たような形になっていることに恐怖感を感じます。
最後に、一帯一路に関する過去記事から、一点、解りやすい記事のリンクです。

深読みされたい方は、拙ブログ内にある記事検索で「一帯一路」のキーワードで40件の記事がヒットしますので、このことをご案内します。
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