「日本の川上の技術は強いが、川下に(米国の)GAFAのような会社が無い」と言う発言が、NHKのニュースで聞こえた★いい意味で、共有したい
「ノーベル化学賞に旭化成名誉フェロー・吉野彰氏京大工学部出身」
本題に入る前にgooニュースのタイトルが陳腐すぎて、何処の記事を自分のポータルに載せたのか失笑をこらえるに苦労しました。
第一報のニュースで、果たして「京大工学部出身」は、「おまけ」であったとしましょう。
それよりも、「川上、川下」発言を、受賞者の吉野彰氏の発信というか、コメントしたことをNHKが紹介しましたが、これが、いい意味で、大きく、重大で、価値のある内容だと捉え、併せて取り上げたい。
「川上、川下」発言
実に名言だと思います。
詳細は、
「日本の川上の技術は強いが、川下に(米国の)GAFAのような会社が無い」
つまり、
日本は毎年のようにノーベル賞受賞者がでるという環境は、現在は科学技術の川上では強いが、川下では、米国のGAFAのような企業が誕生していない。日本は、川上が強いうちに、川下を強くしなければならない。
素晴らしいメッセージです。
ぼんくら政治家、中央官庁のキャリア諸氏、財界人、言論知識人に届いたろうかと心配すらしてしまいます。
バブル時代
バブル時代、SONYがをコロンビアピクチャーズ買収し、日本の不動産会社がニューヨークの著名ビルを購入。。。
・三井不動産がマンハッタンのエクソンビルを記録破りの6億1000万ドルで購入。
・三菱地所はニューヨークのロックフェラーセンタービルを10億ドル以上(当時のレートで約2200億円)で買収
・ソニーがハリウッドのコロンビアピクチャーズを34億ドルで買収
このニュースが流れた時、NHKの看板キャスターは、持ち前のセレブな面持ちをトロケさせ、「経済大国ニッポンは~」と上段のニュースを胸を張って、解説してました。
kazanは嫁さんに言いました。
本当の金持ちが、「おれは金持ちだと、メディアで公言するのは、成金だろう。。」
それでも、嫁さんの御学友のお一人が、ニューヨークのマンションを購入したとかで、納得しきれず、たまたま、赤坂東急で飯を食いに行った時に4Fのフロントのある、フロアで展示販売していた、ヒロ・ヤマガタの「anniversary」をストレス買いしてました。
こんなバブルは必要ないが
バブル、インフレの制御はある意味では、総量規制で対応できますが、デフレ下の不況は、悲惨です。
人間が人間の尊厳を失う限界に置かれてしまうからです。
それ故に経済は常に拡大していく必要と宿命を持っています。
まず第一は、失業の解消、雇用の拡大が経済の使命のようなものです。 ですから経済学は、失業の解消、雇用の拡大のために学問研究ともいわれています。
失業の解消、雇用の拡大が生産の拡大と消費の拡大につながり、経済のパイが膨らみます。
結果、給与収入が拡大し、生産拡大に伴う設備投資により企業収益が増大し、結果税収の自然増が可能になります。
増大した税収ににより、インフラ整備等の社会投資が活発化することにより社会基盤の整備が推進されます。
こうした一連のプラスの経済循環に広がりは、豊かな社会の実現を可能にし、究極の富国強兵にも繋がります。
資源を持たない日本に残された唯一の資産・可能性
いみじくも、昨日、ノーベル化学賞を受賞された吉野彰氏による「川上、川下」発言のメッセージは、失われた20年に日本への警鐘であり、金言であると思えて来ます。
いま日本と日本の周辺国は、日本の川上の素材を輸入して川下の商品をつくり、それを最終製品組み立て国へのサプラーチェーンの鎖の一個のリングの機能を果たしております。
その結果、もの作り日本は、遠い昔話になってしまいした。
バブル時代までの、日本のMITIで代表される通産省はシンクタンク的司令塔の機能を存分に発揮し、日本産業を育成に成功しました。
バブルジ時期に成長した日本企業のパワーは、当時の世界企業ランキング100社にやく60社が乗っていました。
そうして利益体質になった日本企業の最大の落とし穴が、経済のバブル化です。
いずれ、公開情報をベースに、日本バブルにてを染めた当事者を洗い出したいと計画しております。
そだけに、その作業にはいり前に、こんかいとりあげました吉野彰氏による「川上、川下」を十分に発信したいと考えます。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/world/kyoto_np-31580
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