悪の枢軸国21世紀バージョン

ウクライナ戦争

超速異例の速度でできた対ロ経済封鎖

ウクライナ戦争が始まって、国連のP5国・常任理事国でありながら、天下御免でウクライナに武力侵攻し、占領地域を併合した行為はあまりに20世紀的過ぎて、適当な批判のボキャブラリ―が浮かんでこないことに苛つきを感じる始末です。

ウ戦(ウクライナ戦争)の始まりは、2022年2月24日で、侵略国家ロシアへの経済制裁網を構築できたのは3月3日でした。

このスピード感は、現代がネット社会としても、異例の速度で、さらに異例ともいえる永世中立国のスイスも参加する金融制裁の国際的なネットワークが7日間、つまり一週間で国際的なスケールで実現したことに驚いた記憶があります。 「その気になれば、できるんじゃないの」これが2023年3月4日か5日の感想だったことを鮮明に記憶してます。

世界中がロシアを追い込む状況は日本にとっても天佑のハズ - ブログ katsukazan/活火山★時々の四方山話
多くの言論人が発信してる。。「ロシア非難」その発信を見る限り、国連加盟国193カ国の圧倒数、そしてその主要国が一斉に名乗りを上げているのが現状です。数日(3,4日前)に高橋洋一教授が、ロシアのデフォルトが近いことの解説を自身のyoutubeCh.で発信。ここから、動画部分まで加筆部分です。数分前に先日の情報より具体的な...

枢軸国の共通背景

NATO加盟国が増えていたことも構築加速の環境にプラスしたことは確実で、ウ戦が始まるや、それまでNATO加盟を静観していたフィンランド、スゥエーデンが即座に加盟の意思表示をし、ほどなく承認された経過を見るだけで、ロシアと国境を接するリアルな恐怖度合いが理解できるというものでしょう。

ロシアはソ連なのだ。 日本はいつの間にか、その事実を記憶の彼方に置きざりにしたように思えてなりません。

余談になるが、

大東亜戦争の終戦は国際的に共有されている認識は1945年9月2日で、東京湾上・米戦艦ミズーリ号上での降伏文書調印式がその日になっている。 従って、日本で一般的な同年8月15日のポツダム宣言受け入れ表明と昭和天皇陛陛下の終戦の詔、玉音放送をもって終戦とするのは、21世紀の未だに国際的に共有されていない。

結果、南樺太真岡電話交換所の悲劇や、8月15日以降、南樺太に侵入したソ連軍による邦人殺戮、北海道への引き上げ船が多数、国籍不明の潜水艦によって撃沈され、多くの邦人が水死した事実で、その潜水艦の国籍を問うような事態には今現在至っていない現実がある。

1945年8月から9月にかけて、南加樺太~北海道・稚内の間の海域を潜水・遊弋でき、日本への避難・引き上げ船を攻撃できた潜水艦の国籍は、米国以外には想像できないのが普通だ。

本線に戻します。

ウ戦が始まると、超速で対ロ経済制裁が構築され、その経済制裁に参加をためらった国の中の中国、北朝鮮、インド、イランなどのうち、いつしか中国、北朝鮮、イランと侵略国家ロシアをして、「悪の枢軸国」というキーワードが使われるようになったが、その背景を考察すると、共通項に「反米」がヒットするのが興味深いことです。

つまり、1991年のロシア崩壊で米ソ冷戦は米国の勝利で終わりになり、新生ロシアに誕生で、シャンシャンと手打ちになったかと言えば、それは間違いあると言えそうです。

ウ戦の伏線・ソチ五輪終了で電撃侵略併合されたクリミア

そのときクリミアは、オバマ・アメリカによって放置され、結果、プーチンロシアは破竹の電撃攻略に成功し、クリミアの併合に成功した。

この構図を世界史でかつ近現代史で見るなら、1938年3月、ヒトラー・ドイツによるオーストリア併合とそれに続くズーデンテン危機を連想し、その時のネヴィル・チェンバレン英国首相の宥和政策が引き合いにされるが、クリミア併合時のオバマ・アメリカがそれに該当すると長年認識しています。

クリミア併合の体験学習が誘因となったウクライナ侵攻

ウ戦の始まりは2022年2月24日で、プーチン・ロシアの侵攻は、その間際まで開催されていた北京・冬季五輪の来賓として訪中したプーチン大統領は、その歓迎晩さん会の席で、習近平主席に計画を話し、習近平は五輪開催中の侵攻だけは制止したたことが、報道されている。

さらに、後日の報道では、プーチン大統領が、ウクライな進攻にシンクロするべく、習近平・中共による台湾侵攻を促し、習近平主席はそれを否定しなかったと言われている。

21世紀版枢軸国のバックボーンは「反米」?

既述したとおりで、新枢軸国の背景にあるのが「反米」があることは否定できないようです。

その理由と背景にあるのが、米国社会でもリベラル化が劇的に進行している背景を想像します。

特に全開の大統領選挙の開票風景、さらにそれ以前の選挙演説会場に集まる聴衆の数の圧倒的な優劣をみて、それが範囲されない不透明性を見た時、意外な米国の大統領選のいい加減さに驚かされたのを覚えています。

とする見方や、国際紛争で解決能力と警察力を喪失したことを敏感に理解した国が「反米」思考になり、かくて、新枢軸国が形成されたものとすれば、遠因は、オバマ・アメリカ時代の国際政治での無作為を上げることが出来そうですが、今、事態を一変させる要素が急浮上しています。

中国の異変と異様な事態

2020年の米国大統領選を振り返るなら、あの時ほど米国の選挙制度と選挙風土が想像を絶する、日本では理解不能な領域にあるのが米国だと知らされたはずです。

選挙戦の全編は見てないにしても、トランプ大統領の選挙演説会場は、主要都市の空港で行われており、飛行機の格納庫前に選挙民が集まり、そこに航空機でトランプ大統領の搭乗機が着陸し、格納庫までのアプローチを着陸後の飛行機が減速進行して選挙民近くでタラップから降り、演説をするのがトランプ大統領の選挙スタイルだった。

一方のバイデン候補は、ドライブインシアターに集まった選挙民が各人乗る付けた車両ののったまま演説を聞くスタイルながら、ドライブインシアターにしろ、ショッピングセンターの駐車場にしろ、駐車してる台数があまりにも閑散としていて、目視観では、トランプ大統領の選挙民の数を100とするなら、バイデン候補は20~30レベルであるのを幾度と影像で見たものです。

Kazanとて、日本に居た頃は、まともな選挙民の一人で、その経験かれ見るだけで、一方が圧倒的な獲得票数を確保することを認識できましたが、結果は想定外になり、しかも集計中のバイデンジャンプを見て、さらに集計過程の隘路を見た時、「米国の劣化」「米国の崩壊」を実感した経験はいまだに鮮明です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました