中国は100年、ロシア500年の波に居ると想定してる

中国

一帯一路・国際フォーラムが北京で開催で見える”たそがれ”

10月16日から北京で「一帯一路」の国際フォーラムが開催されたが、中華人が発信するX=twitter投稿が、華々しく花火を打ち上げた頃、中間期、そして、たそがれ観全開の”わび” ”さび” が見える光景を投稿していたので挿入したい。

八月以降の習近平・中共は異変と異常の激震

最初に注目したのが、南ア・ヨハネスブルグで開催されたBRICS首脳会議に出席した習近平氏の行動と帰国後に北京・中南海にもどらず、ウイグルのウルムチ市で公安関係の説明と会議を開いたとする情報の不自然さを感じた。

帰国した先が北京から上海入りなら、あるいは想定内かも知れないが、それがウィグル・ウルムチ市となれば、どう見ても普通じゃないとみるべき。

この間に何があったのか、SNS情報、ニュースポータルを漁りまくったのが9月のはじめで、異常な事態は、異様な事態となって憶測だけが一人歩きするような状態だった。

爆発直前の「圧力鍋状態」が現在の中国社会
中国の政治構造の中ですべてが独裁者に忖度をする流れが醸成され、結果政治構造、社会構造、経済構造のすべてに分野で想像を絶する矛盾が表面化した。その矛盾の様子は、煮えたぎる加熱中の圧力鍋状態なのが現在の中国だと米紙発信したが、圧力鍋が爆発する直前のあらゆる矛盾が直近の異変として我々の知るところになったと言える。

米国が三正面戦争継続能力が問われている

ウクライナ戦争とヤルヤルと公言してる習近平・中共の台湾侵攻、リスクの渦中に、イランが仕組んだとも、習近平・中国が絵を描いたとも言われるイスラエルとガザ地区のパレスチナの過激派テロリストであるハマスとの全面戦争が生じて、現在に至っている。

中東での紛争は、米国にとって最悪の三正面戦争継続能力問われる現実に直面している。 これは恐怖だろう。

6月かそこら、米国ブリンケン国務長官が意気揚々と王毅外務政治局委員と北京で会談した時に、もはや米国が二正面戦争継続能力すらおぼつかないこてを指摘され、恫喝されたまま帰国したことは広く知られている事実だ。

米海軍・東地中海に二個の空母打撃群を展開中

米海軍は、今回に中東のイスラエル・ハマス全面戦争に対応すべく、東地中海で二個の空母打撃群を展開中で、これは戦力としては、本音の2正面作戦の0.5ないし0.8のリソースを地中海中東エリアに派遣したことになる。

ひょとしたら、東地中海での遊弋なら、ウクライナで異変があっても、二個の空母打撃群でなら、ウクライナ支援とレバノン・ヒスボラやガザのハマスへの牽制くらいは対応しきれると踏んだのかも知れない。 しかし戦争の形態が、アフガン戦争時代とは著しく異なり、現在はハイテク戦、通信戦が主役になっている現実があって、ウ戦では無人攻撃機、ドローン等が主役なっているし。

しかも、今回のイスラエルへのハマス側の攻撃は短時間に大量火器の投入という想定外の急襲作戦で、イスラエル自慢の実績のあるアイアンドーム防御網が、かなり打ち破られたこともあって、新戦争形態へに対応は、各国、各軍にとって、手探り状態であるのが見えてくる。

米、2隻目の空母派遣へ 地中海に、中東情勢緊迫で:時事ドットコム
【ワシントン時事】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は11日の記者会見で、米海軍の空母「ドワイト・D・アイゼンハワー」を中心とする空母打撃群を新たに地中海に派遣すると発表した。中東情勢が緊迫する中、2隻目の空母を投入し、イスラエルに対する軍事行動の抑止を目指す。

この時期に北京で習近平・中共とプーチンロシアが会談

その会談で習近平・中共の勢いが、中国社会、中国経済に混乱をよそに、気合が入っている様子を、今朝のニッポン放送のコンテンツが周辺の事情を発信してくれたが、不肖Kazanはその背景の一つに「ロシア革命は71年で頓挫したが、共産中国は74年越え」 が習近平・中共の勢いの原動力になっているように思えてならない。

コンテンツの一部を挿入したい。出演は、ニッポン放送飯田浩司アンカー、峯村健司・キャノングローバル研究所、小泉 悠・東京大学。

再生音声の音量にご注意

国際政治はアナーキーだとする証拠について
そもそも国際法っていうもの自体が、軍事力と経済力と政治力を持つ、いわゆる大国が国際法を無視しても処罰できないんです。。 伊藤貫氏の解説が理解しやすい。となれば現在に国際政治の背景にある現実はアナーキズムとすれば、そのような展開になっている。論理より、力が優先される世界はつまり無政府状態。国連等クソの役にもたっていない。...

短期決戦の電撃作戦でウクライナ攻略を北京冬季五輪で習近平に事前に披露したプーチン・ロシアの思惑は西側先進国主導の対ロ経済封鎖もあり、戦況は芳しくない。

その意味では凋落のロシア赤軍が、今やウ戦継続で、北朝鮮に武器弾薬の供給依存をするまでなった時、習近平は年表を開いたはず。

1917年の10月革命から、1991年12月26日のソ連崩壊まで71年でコケたことを計算した時、中共が現在74年越えを爆走してることに気が付いたはずだ。

「アレッ! 俺ッテ、スゴクネッ!!」と思った時、世界観と歴史観が変わり、ロシアがウ戦継続リソースを枢軸国に依存し始めた時に、誰が国際共産主義の守護者であるかを認識したに違いない。

世界革命の覇者を意識した習近平

世界革命の覇者えを意識した習近平にとって、国際フォーラムに参加した国が減少しようと、恒大札動産がこけようと、金融機関が崩壊しようと、地方財政が赤字で、職員の給与が未払いだろうと、ソ連越え達したことは、対米国にリーチをかけたようなものだろう。

念頭にあるのは、米国2048年の大統領選を待つまでもなく、今や二正面戦争継続ができない米国を相手にリーチをかけるには、台湾攻略を成させることで、南シナ海と台湾海峡を内海にでき、台湾東海岸は洋々たる西太平洋が広がり、その意味ではグアムもハワイもいわば尖閣諸島ごときの理解なら、自国になった台湾東海岸はダイレクトにカリフォルニアにつながる一帯一路どころか、シアトル、サンフランシスコ、ロス、サンディエゴが赤い糸でつながれた近隣都市になるような世界観だろう。

習近平思想の当人の妄想が、語録になり講話録になり、夢は広大無限に広がるから、こうなれば、もうどうにも止まらない状況だろう。

この時点で、国内の社会不安、社会の困難、社会矛盾を恐れる要素はゼロになり、国際共産主義の偉大な主導者の地位を得たことになる。

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