ネット空間に流れた「ウ戦・露軍優勢ニュース」

ウクライナ戦争

一年数カ月前「ウ戦・ロシアの敗北」予想に酔いしれた記憶

はじめに

今や、紙媒体、テキスト情報よりtwitterやyoutuberさんが発信する情報の方が、精度も高く、誤報も少ないと言えるほど品質がいいはず。 この空間の情報に10年以上、それも100%ちかく依存してる一人として、この空間の情報発信者、とりわけ音声・動画環境のスピーカーは、自身がニュースを紹介する時の常套句で、

「これ(このニュース)を新聞、地上波は一切報道しないのですが」

を挿入する場面を通常運転として見てきた。

ウ戦・ウクライナ戦争

国連常任理事国・P5のロシアが、他国の領土の現状変更を公然と行う、隣国のウクライナへ侵攻したのが昨年2022年2月24日で、しかも北京冬季五輪の終了を待って侵攻した。

それまで、完全に気配や情報を発信できなかった「N共朝毎に代表される日本のメインストリームメディア(MSM)に、いまさら頼るには、よほどの勇気、度胸があるか、アホでない限り無理だろう。

ネット空間の情報クォリティ

たしかに、クリック数稼ぎを目的に、センセーショナルなフェイク情報で炎上狙いのケースもあると思うが、長年かれらの情報提供の恩恵に預かってきた経験から、概ね発信者は、情報の真偽への責任ということには至って謙虚だと思っている。

そして、その謙虚さは、捏造報道で国民を欺き、国家を貶めんが為のものと組織的に行った過去の複数の事例を比較するなら、雲泥の差、天地の開きがあると確信している。

従来の多くのケースでは、発信者自身が真偽を認識した時点で、速やかに、その誤認事実、経過を明らかにして、自身の責任を含めて、訂正謝罪をするのが通例だった。

つまり受け手が発信者を完全に選択できる環境である限り、ネット空間では、発信者の選択次第で、「情報発信者と受けて」の関係は、双方の理性的な関係が構築されて、結果、ネット空間でのニュース環境のクオリティは維持されてきたような印象を持っている。

その意味は「N共朝毎」や複数の悪名高い地方紙や炎上の売りで有名なタブロイド紙などとは比較にならないくらい、対極にあると勝手に思っているデス。

ロシア優勢情報が流れた

昨夜20過ぎ頃ですから、日本時間なら21時頃、いつもウォッチしてるyoutuberさんとしては、むしろ地味で控え目の発信をするチャンネルが、従来聞き及んでいる「ウ戦でのロシア軍の劣勢」と完全真逆の内容を発信しているだけに、その衝撃は大きい。

盛られてきた情報

情報によれば、どうやら我々は、欧米系のメディアが発信する「ロ軍劣勢報道が」は、かなり盛られた情報であるとのことなのだ。 さらに現地取材手段が乏しい日本メディアは欧米系の通信社情報に依存していて、結果「ロ軍劣勢報道」を聴かされ、読まされる結果になっているということを指摘してしていた。

ロシア軍の戦争継続能力は、伝えられるほど、そのリソースは貧弱ではないらしい。

・経済制裁が効いていいるとのことも、資源価格が高騰し、それを中国とインドが大量に買受けて、インドはその一部が西側にながし転売益を得ている。

・G7のウクライナ支援があっても、中ロ北朝の三枢軸国にイランも加わり、彼らからの資材供給支援が有効に機能してるので、従来報道されているロ軍の兵站枯渇という情報は正確ではない。

・前線の空域での航空優勢に関しては露軍が圧倒的で、航空優勢の支援を受けた地上戦力はその支援のない対戦相手に対して優位になるのが一般的。

誰の操作か知らないが

以上のようなポイントを挙げられると、Kazanごときガチ保守、コテウヨが嬉々として理解してきたウ軍優勢、ロ軍劣勢情報を受けた近未来のロシア解体は、バイデン・アメリカが後ろの控えた情報操作の結果によるもので、蜃気楼のようなものになりそうだ。

蜃気楼なら、消えてお終いだが、現在の中国経済の破綻進行、失業問題、災害発生の頻度による複数の国内の社会不安は、習近平中国の内部強大強硬なスタンス、戦争継続能力の宣伝・プロパガンダとは裏腹に、言い尽くされた切り口の「追い詰めれらた独裁者は、民心回復と権力維持のため、対外戦争を選択」が脳裏をかすめる。

現状

三期目国家主席の口癖は、閲兵する人民解放軍や、軍関係の会議・集まりでの「戦争に備えよ」「世界最強に中国軍」と檄を飛ばしつづけているのは日常だ。 ロシアが優勢で、そのまま推移すれば、この可能性、予想は現実になる可能性を危惧してきた。

そのもっとも危険なところに居ることで、少なからず不安にもなる。 日本の政府高官や与党幹部が自衛隊機で台湾訪問するような事態になれば、これはまさに緊急避難のシグナルだろう。

その意味で、今回の麻生自民党副総裁が民間機で訪台したことは、辛うじてこの地域には、まだ若干の平静を感じられる思いがする。

状況が事実なら

中国は動く

一年前に米国議会のペロシ下院議長が訪台した時は、ペロシ氏の離台するや、台湾周辺の空域と水域を完包囲し日本の沖縄県先島諸島の台湾に近い海域のEEZ内には5発のミサイルが撃ち込まれた。

中国軍が「台湾封鎖」大規模演習開始…弾道ミサイル11発発射、5発が日本EEZ内に落下
【読売新聞】 【北京=大木聖馬、台北=鈴木隆弘】中国軍は4日、台湾を取り囲む6か所の海空域で、弾道ミサイルなどの発射を含む「重要軍事演習」を開始した。ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問への対抗措置で、台湾封鎖などを念頭に置いた異例

事実なら複数の安全保障上のリスクが現実になる

大雑把にリストアップしたい

ロシア優勢状況にシンクロする中国と北朝鮮の仮想敵国への恫喝、挑発

ロシア東岸オホークツ海側の港が新枢軸国の海軍艦艇の基地化

ロシアのウラル山脈以東のシベリアでの中国人の居留が増加

勝ち組ロシアにシンクロする中国と北朝鮮

伝えれる情報通りなら、従来の行動から、中国と北朝鮮はこの千載一遇のチャンスを見逃すはずが無い。 日本のバブル時代に経済崩壊寸前のエリツインロシア大統領への北方4島の根室海峡、知床半島に隣接した国後島、色丹島の買い取り交渉すら思いもしなかった宮沢喜一総理とはことなり、しかも強権国家の常備軍をフル運用して、それぞれの海軍は沿海州川の現ロシア太平洋艦隊母港の共有位は当然計画、視野に入っているはずだ。

関連地図

参考動画

おわりに

スピーカーの松田学氏は、参政党の代表か共同代表かと記憶するが、政治家として動画発信するケース以外で、炎上的なスタンスの発信することの記憶はほとんど無い。

それだけに、意外性で昨夜は思考がかなり混乱した。

ウ戦ががウクライナ側の勝利すれば、その時点でロシア経済は破綻状態に落ちっても不思議は無い。 いうなれば、エリツィン大統領時代に宮沢喜一総理が現金で、北方4島の一島か二島の買い取り交渉すらしてなかった事実は、政治の不作為というより、もっとも国家リーダーにふさわしい国家観、歴史観を持ち合わせていない、アホ与党政治家であったことを露呈したような証明だと多年にわたり認識している。

前総理の竹下登政権では、有り余る金を「ふるさと創生事業」と打ち上げて、全国津々浦々の市町村にもれなく1億円をばらまいても、非難すら起きない時代であったことを改めて記憶するべきだろう。

「ウ戦でのロシア軍の劣勢」と完全真逆の内容の発信情報は、過去1年以上の間「ロシアの劣勢」ばかり聞かされてきた側には「寝耳に水」の情報だ。 これまでの、あわよくば、北方4島+樺太までの領土回復の期待は夢どころか幻になり、ショックに打ちひしがれている。 

事実ななら、突然、中国の台湾進攻、さらに北朝鮮もシンクロしてのシベリア・沿海州とオホーツク海域の現露海軍太平洋艦隊基地の共有すら現実になるリスクが浮上する。

憂鬱極まりない話だ。。

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