BRICS首脳会議の背景にあるグレーターベイエリア構想の夢想観

BRICS

2023年8月22日から南アフリカ共和国・ヨハネスブルグで開催された。ニュースは検索すれば容易にヒットし、解説コンテンツも多い。

その中の著名なyoutuberのお一人である及川幸久氏のコンテンツで興味ある内容が紹介された。 及川氏のコンテンツのクオリティからして将来の削除、制限を受けるリスクはかなり低いはずと経験的に想像できるので、本稿下段にコンテンツを埋め込みたい。

最後の部分。グレーターベイエリア構想、高揚感のある展開を感じます。しかし、中国の経済崩壊はミンスキーモーメントを伴うエコミーリスクと言われている現実と、大ぴらに国際的な場に出席できない国家元首が存在する背景で、新構想がどこまでバラ色の世界なのだろうという印象を払拭できない。世界は、その期待以上に、もっと根源的な価値界の対決のステージに向かっている現実、つまり世界規模の地政学的リスクに排除、あるいは解決の方が優先されると想像。

首脳会議の背景あるバラ色の構想がグレートべイエリア構想

キーワードが多数

BRICS新開発銀行(NDB)、 ジルマ・ルセフ総裁、脱米ドル基軸体制、R5・BRICS5か国の新しい共通決済システム構想、

R5の背景にあるのは、米ドルを回避して相互貿易を拡大と米ドル準備高を減らすメリットの指向だ。

それも納得、米ドル回避、ドル準備高減メリットは、Rのロシア、Cの中国にとってはというより、プーチン・ロシア、習近平・中国にとっては、火の車という背に腹を変えられない、喫緊緊急の課題のはすだ。

露骨なお家の事情を抱えるRとC

ウ戦(ウクライナ戦争)の当事者のロシアの戦争継続能力に関しては、G7、NATOに代表される西側諸国の経済制裁の枠組により、半導体にの供給が断たれ、もはや国内で先端兵器の自主生産がおぼつかない状態であることは広く知れ渡っている。通常型兵器の弾薬にしてもロシア規格である旧ワルシャワ機構国スペックの弾薬は、北朝鮮が、古くは、朝鮮戦争当時以降から貯蔵してきた在庫をなかば公然とロシアに供給されていることは広く知れわ立っている事実だ。

無論無償提供はありえない。

現在北朝鮮が先鋭的推し進めている弾道がたミサイルとその運用システムさらには周辺のソフト、あるいはロシア産の小麦、石油製品が対価になっているはずだ。

これは、小欄の憶測だが、北朝鮮が貯蔵在庫する弾薬のロシア提供のコーディネーターは中国だろう。しかも、シベリア鉄道に連結されている北朝鮮の鉄路は、この物資搬送にはうってつけの存在のはずだ。

深刻を超えた中国経済リスク

中国の経済崩壊を一部エコノミストは、このリスクをして、「ミンスキーモーメントを伴うエコミーリスク」とまで言及している。

つまり、2008年のサブプライムローン破綻を堵にしたリーマンショックとは構造が異なるにせよ、中国が製品を供給してきたすそ野の広さを考慮した時、エコノミストが指摘したミンスキーモーメントの表現の的確さが現実のものなるはほぼ確実だろう。

BRICSを主導する原動力

BRICSを構成する5か国で、言うなればスタ級の国が上述のロシアと中国であるの衆目の一致するところだが、その二国が性格と内容はことにしても、両国とも現体制の崩壊の現実化が言われている状況下にあるということを指摘可能だ。

ブラジル、インド、南アフリカで政治力が吐出しているのはインドであろうし、これまで世界の工場として君臨してきた中国の地位は体制崩壊要因になる範疇の経済深いリスクを抱える以上、その地位と機能が低下するのは必須とみるのが常識的で、その代替となるのがインドだろう。

特に中国経済崩壊リスクを見据えたビジネスマンの中国離れは加速しており、多くはベトナム、インドに生産拠点を移しており、その意味で世界の工場として存在感を増すのはインドということになるはずだ。

R5の思惑

小欄は、BRICS5か国で、将来の圧倒的な存在感を認識させる存在がインドだとすれば、世界市場を狙って、iPhoneを筆頭にした先端商品を世界に供給るするだろうことを模索すはずのインドが、果たして現在のもっとも安定して貿易決済通貨システムへの積極的な挑戦をすることを選択するだろうかといいう疑問を呈したい。

経験的にはインド人のビジネスは、ザックリ言うなら、華僑と相通じる柔軟性としたたかさを持っていることで「印僑」と言われる所以があることを承知している。

おそらく習近平中国のような露骨な覇権や傲慢さを前面に押し出すこと以上の、「協調」を選択する可能性を期待する。

以上のことから、R5の思惑は、仮にあるとすれば、むしろドル覇権を持つ米国に敵対する存在になっている、ロシアと中国にとっては同床同夢であっても、BRICS5か国が一致して既存の米ドル覇権に挑む愚を犯すとは考えにくい。

2023.8.22BRICS首脳会議 直前情報: 新通貨はどうなる?【及川幸久−BREAKING−】

コメント

タイトルとURLをコピーしました